ゲーム実況など、長時間になりがちな配信において、実は椅子は結構重要。
いい椅子を使用することで、無駄な疲労を軽減できるのはもちろん、
正しい姿勢でいることでエイムが安定したり・・といった効果もあるようです。
また、最近では、ライブ配信以外にも、在宅仕事や動画編集などの作業用に購入する方も多いようです。
筆者も仕事やプライベートで色々なゲーミングチェアに座ってきましたが、その経験をもとにオススメを紹介しようと思います。
この記事のために都内の様々なお店で座り比べをしてきた筆者のおすすめのゲーミングチェアを紹介します。
ゲーミングチェアの選び方
ゲーミングチェアって、正直全部似たような見た目をしています。
実際調べたり座ったりしてみると結構違いがあるのですが、どこが違うのでしょうか。
素材の違い
ざっくり、ゲーミングチェアには、以下の生地のものが存在します。
- ファブリック(布地)
- PUレザー(合皮)
- メッシュ
- その他
エントリーモデルはファブリックで作られたものが多く、価格が上がるにつれてPUレザーのものが増えてきます。
オフィスチェアメーカーが製造しているゲーミングモデルなどでは、クッションを使用していないメッシュ素材のものや、銅を織り込んだ特殊繊維のものなども存在します。
正直、生地は手触りや見た目の好みで選んでも良いのですが、
ムレやすさや、手入れのしやすさ、痛みやすさなどが異なってきます。
ムレやすさ | 手入れしやすさ | 痛みやすさ | 価格帯 | |
---|---|---|---|---|
ファブリック | △ (ぼちぼち) | × (しづらい) | × (痛みやすい) | ◎ (安い) |
PUレザー | × (ムレやすい) | ○ (しやすい) | △ (湿気や日光で経年劣化の可能性) | ○ (手頃なものもあり) |
メッシュ | ◎ (ムレにくい) | ◎ (しやすい) | ◎ (痛みづらい) | × (高い) |
アームレスト・フットレストの違い
見た目は同じようなゲーミングチェアでも、アームレストやフットレストには意外と違いがあります。
アームレスト
高さ調整の他に角度調整、位置調整などができるモデルがあり、マウス操作に大きく影響があります。
フットレスト
飛行機の座席についているアレです。そもそもついていないモデルも結構あります。
人によっては不要という場合も多いですが、足をのばしてゆったりしたい人は確認してみましょう。
ブランドの違い
正直、しっかりしたブランドのものを買っておけば間違いないのがゲーミングチェア(もっと言えば椅子全体)です。
このページでは、ゲーミングチェアの有名メーカーとあわせて、オフィスチェアの有名メーカーから発売されているモデルも紹介します。
とにかく安くコスパ良好のグレード。エントリーモデル
DXRacer DXR
DX Racerはアメリカを中心に世界中で使用されている、ゲーミングチェアの大手メーカーです。
数々のe-Sports大会の公式ゲーミングチェアとしても活躍している、同メーカーの代表的なモデルです。
「ゲーミングチェアといえば」というメーカーのエントリーモデルなので、
ある意味、深くこだわりがないのであれば、入門用としてはこれを買っておけば間違いないスタンダードモデルです。
赤のイメージがなんとなくありますが、カラーも複数あります。
AKRacing NITRO V2
AKRacingは中国で立ち上げられたメーカーで、現在はDXRacerと並んで世界中でゲーミングチェアの代表的ブランドとして知られています。
NITRO V2はAKRacingシリーズの中でスタンダードな位置付けのモデルで、
適度なホールド感のある背もたれと快適にリラックスできる形狀の座面は、ゲーマーだけでなく長時間PC向かって作業をするクリエイターやライターにもお勧めとされています。
Bauhutte G-530
Bauhutte(バウヒュッテ)は、学生からプロまで、幅広いゲーマー向け設計されたゲーミング家具を発売している、大阪のメーカーです。
日本人の体型にあわせたモデル展開が行われています。
また、デスク等も一緒に揃えることができるのがありがたいメーカーです。
G-530はバウヒュッテの中では求めやすい価格帯のモデルで、
日本人向けの低座面設計や、細かく調整できるアームレストなど細かいところに手が届くモデルです。
GX-530
ゲーミング”座椅子”という床に直置きできるモデルも存在します。
床に座ってローテーブルに向かうことも多い日本の住宅環境に合った、かゆいところに手が届くモデルです。
CORSAIR T3 RUSH
ゲーミング向け製品も多く販売しているパソコンパーツや周辺機器のブランド、CORSAIR(コルセア)が発売しているゲーミングチェアです。
このゲーミングチェアの良いところは機能性もさることながら、“ゲーミング感”が抑えられたデザインでしょう。ウェブ会議などにもそのまま使用できます。
ファブリック性ですが通気性は程よく、座り心地は良好。コスパがよく、最近の私のイチオシです。
強いて言うなら、現行品はEUの安全基準に則ってキャスターが体重がかかると転がるようになるタイプになっており、好みが分かれるかもしれません。(ネットの情報によると、どうしても気になる場合は自分で社外品に交換もできるようです)
快適性・機能性がアップしたミドルクラス
AKRacing Pro-X V2
アームレストの位置を自由に調整できる4Dアジャスタブルアームレストや、細かいところの快適性が大幅にアップしたAKRacingシリーズのハイエンドモデルです。
座面は深く、背もたれは広く設計されているので、長時間の配信やPC作業をしても疲労を感じにくいモデルです。
AKRacing AKR-PREMIUM/LOW-RAVEN/A
AKRacingの中で最上位に当たるモデルです。
意外と重要なことですが、ゲーミングチェアには派手な配色のものが多い中、レイブンはその名の通りカラスのように全体が黒く、部屋の雰囲気を邪魔しない貴重なモデルです。
当然ながら、機能性、快適性は申し分なく、ストレスなく長時間使用できます。
オフィスチェアメーカーが販売する超快適なハイエンド
オカムラ Striker EX
その名前にはあまり馴染みがないかもしれませんが、オカムラはオフィスチェアメーカーの中では超一流の定番メーカーです。
あなたの職場のどこかにもオカムラの椅子が採用されているかもしれません。
Striker EXはそんなオカムラが設計したゲーミングチェアで、機能性もさることながら、
適正な姿勢サポートや体圧分散など、いかに良い姿勢で、疲れず長時間座ることができるか細かく考えて制作されたモデルです。
ハーマンミラー アーロンチェア リマスタード
ハーマンミラーは高級チェアの世界では超有名かつ代表的なメーカーで、世界中で愛されています。
「アーロンチェア」は1994年の誕生以来、ハーマンミラー社のワークチェアの中でも定番となる、ロングセラーモデルです。
人間工学に基づいた構造、背面や座面で使用されているペリクルと呼ばれるメッシュ素材、身体に自然にフィットし弾力のある座り心地が特徴です。
あらゆる体格や環境に合わせられるよう設計されています。ニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久収蔵品。
とにかく、座っていて疲れません。筆者も家でも職場でもこの椅子を使用しています。
ゲーミングチェアと比べて見た目がおしゃれなところも気に入っています(笑)
また、正規代理店で購入すれば12年の長期保証が付属するので、意外とコスパは悪くない製品です。
ロジクールとのコラボモデルも存在しますが、正直、ロジクールが好きという人以外は、こちらの通常モデルで良いと思います。
ハーマンミラー エンボディチェア
同じくハーマンミラーから発売されている、比較的新しいモデルです。
体の自由な動きをサポートし、脳の活性化を促すと言われているワーキングチェアで、アーロンチェアと同じデザイナーが設計したモデルです。
長時間のデスクワークでも快適に作業できるよう、座ったままでも自由に体を動かせる“動ける椅子”という点を重視して作られており、PCに向かっての作業を意識したモデルです。
非常に良い椅子で、筆者はアーロンと相当悩み、何度も試座しました。
アーロンと同様にロジクールとのコラボモデルも存在しますが、正直、ロジクールが好きという人以外は、こちらの通常モデルで良いと思います。
まとめ
以上、入門~高級まで実際に座ってみた経験から、本当におすすめできるチェアを紹介しました。
腰を痛めながらしんどい表情でする配信より、快適で楽しそうに見える配信のほうが、視聴者的にも観たいに決まっています!
お気に入りのゲーミングチェアでよい配信ライフを!



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